×
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
個人評価93
一般評価90
おいおい、邦題なんとかしろよ。と、言いたくなる代表的映画である。それ意外は最高傑作の部類に入る。チェン・カイコー監督作品としても頭一つか二つほどでた珠玉一本だろう。舞台は近代中国で戦前・戦中(日本統治時代)・戦後・文革・(おまけでその後)といくつもの時代に翻弄された京劇役者の物語である。監督チェン・カイコ-の青年時代の文革への憎しみ、実際に男色家で自殺したレスリー・チャンの人生投影ともいえる女形の劇中人物が、この映画に異常な迫力とリアリティーを与えた。ところで京劇という芸術を一番買ってくれたのは、日本軍の将校で、一番礼儀正しく京劇を鑑賞していたのも日本人だったというシーンもある。芸術は政治的意図とは違う次元に存在するというチェン・カイコーの叫びだろうか?
ゴッド・ファーザーもそうなのだがハイレベルな映画は製作者が意図したかどうかはわからないがテーマが単一で薄っぺらくなく、人そのもののように複雑な多重構造を見せる。この映画もまさにそういったテーマに複雑な多重構造を見せている映画だろう。
重く、辛い映画だが中国映画として最高レベルの映画を見たい人におススメ!
PR
COMMENT
カレンダー
10 | 2024/11 | 12 |
S | M | T | W | T | F | S |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 2 | |||||
3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 |
10 | 11 | 12 | 13 | 14 | 15 | 16 |
17 | 18 | 19 | 20 | 21 | 22 | 23 |
24 | 25 | 26 | 27 | 28 | 29 | 30 |
最新コメント
[09/25 野口賢治]
[09/18 えもんかけ]
[05/12 NONAME]
[04/14 ソフィア]
[11/04 ozawa]
[05/03 NONAME]
[05/03 mendoumei]
[05/02 NONAME]
[12/18 Janelle Nelson]
[12/16 Althea Lee]
カテゴリー
ブログ内検索
カウンター
フリーエリア
アクセス解析
忍者ブログ [PR]