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男女問題を解決するために活動している管理人のブログです。 映画も大好きなんで映画コラムも書き込んで行こうかと思います。
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本当にフェミニストは頭が痛いです。

遥洋子のバカっぷりを堪能してください。

※注意 私の話ではありません。

昔、講演会場でのサイン会のとき、ご夫婦連れがここぞとばかりに私に相談を持ちかけた。

 「夫とは結婚してからもずっと完璧に家事を分担してきました。でも、妊娠してみて、問答無用の不平等さを感じます。どうしたって女性のほうがしんどい。妊娠だけは夫と分担できない。他のものは全部分担できるのに。どうしたらこの悔しさを解消できるでしょうか」というものだった。
 見ると女性のお腹は目立つほど大きかった。夫は妻の訴えを聞きながら、なんとも居場所のないような表情をして立っていた。
 私の経験では、こういう男女平等を実践するカップルに多いのが、知的好奇心旺盛で意欲的な元気な妻と、穏やかで人のよさそうな夫のカップリングだ。
 女性なりによい夫婦関係を築こうと日々、一つ一つの家事に対して、あるいは、議論をする時の男女の立ち位置など(往々にして議論すると女性が折れたり、夫が放り投げたりすることが多い)、どちらかに不公平感がないように神経を砕いてきたであろうことが、その女性の口ぶりや表情からうかがえた。
 その努力が大きいほど、妊娠という女性にだけのしかかる負担に、歯軋りする思いだろうことは理解できる。女性が訴える間、夫はひとことも口を挟めなかった。「私だけが辛いのは悔しい」と責められたとき「そんなこと言われたって・・・」と途方に暮れる男性像が浮かび上がった。
 私は少し考えて、言った。
「夫から慰謝料をもらいましょう」
 女性はきょとんとして言った。
「お金ですか」
「はい。お金です。生活費以外の。人は理屈で割り切れない感情のときや、何をもってしても補えない事態に陥ったとき、それが最善ではないにせよ、とりあえずそれしか誠意を表すものがないという理由で、相手にお金を渡してきました。今回もそのケースだと思います。女だからといって割り切れない。夫に妊娠を半分分けることも不可能。だったらせめてもの悔しさの収めどころとして、お金を夫からもらうのはいかがでしょう?」
 「お金ですか」とまたつぶやく妻のよこで、夫は「そんなことになるの?」という表情で自分の頭を掻いていた。

 


 それから数年後、ある女性たちの組織から講演依頼が来た。
彼女たちが発行する小冊子に、ひとりの女性がコラムを寄せていた。
読むと、どこかで聞いたことがあるような内容だった。

 「私は共働きの夫と、家事をまったく2等分して男女平等夫婦というものを実践してきた。そのことには自負心がある。ところが私が妊娠するのをきっかけに、なにをどうしても2等分できない現実に苛立った。お腹が大きくなるほどにしんどいのは自分だけで、出産するとそれは解消されるどころか、育児への責任感自体に男女差があるのを感じる。平等なのは子供がいないときだけ。妊娠した瞬間からずっと、しんどさは女性にだけのしかかる」といったものだった。

 母になると、どこか腹の座った恐さを漂わせる女性が少なくない。
そんな妻の変貌に、ちょっぴり恐れを抱いて接する夫族もいるだろう。妻の座が女を強くするのか、出産を経験することでそうなるのか、と、勝手な想像をしてみたものだが、どうやら、彼女たちは“怒っている”らしい。

 妊娠という傍から見ればめでたい出来事でも、当事者が「なんで私だけが」という思いなら、育児に段階が進んでも、残業を理由に保育所に迎えに行けない夫や、出張を理由に家を離れる夫のすべてが、「なんで私だけが」という感情を呼んだって不思議ではない。だとすると母になった女性が重ね持つある種の恐さとは、それは、怒っているから、という結論になる。

 夫を責めてもどうしようもない現実に、やがて夫を責めなくなったからといって、納得して受け入れたわけでもない。ずっと静かに怒っているのだ。
私は確信を持って、コラムを書いた女性に提言してみた。

「夫からお金をもらうというのはどうですか?それで悔しさは収まりますか?」
女性は一瞬にして目を輝かせ、「そうかもしれない」とうなずき、「だってそれしかないもの」と静かに言った。なんで女性だけが妊娠するのだろうと何度私も思ったことか。

 もし私に妻がいて、その妻が私の子を産んで育ててくれれば私は仕事に没頭できるのに、と女の私が思う。それくらい妊娠は働く女性には負担だ。 妻が妊娠したとき男性たちにできることがあるとすれば、妊娠期間中に毎月慰謝料をあげてはどうか。「君にだけ辛い思いをさせてごめん」という言葉を添えて。それが解決法とも思えないが、少なくともそれが、愛おしい妻が、どこかなにかを怒っている恐い妻にならないための手立てのように思う。

 女性には私はシングルマザーを勧める。 目の前に能天気な夫さえちらつかなければ、苛立つ対象自体がないということだから。もし私なら、自分がヒーヒー大きいお腹でいる時に、夫がテレビで野球を見ているだけで腹が立つだろう。

 妊娠というめでたい出来事が、向上心の強い女性にとっては、男女平等の挫折にしかならないことはやはり嘆かわしい。 家事を完璧に2等分する夫婦でも妻は、不平等だ、と思うのだ。子供を産まなくなった女性が増えるのも、分からない話ではない。

 

女だけ妊娠出産があるで、その分、夫は妻に金を払え ←お前産まなくていいよって感じですよね。まあ遥洋子は産んでいませんが。

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